Windows Sandboxで共有フォルダを作る

Windows

Windows Sandbox上からホスト側のWindowsのフォルダにアクセスする方法をまとめます。

まず、ホスト側に新規のテキストファイルを作成します。

テキストファイルには以下の内容を記述してください。

<Configuration>
    <MappedFolders>
        <MappedFolder>
            <HostFolder>C:\Users\Administrator\Desktop\Folder1</HostFolder>
            <SandboxFolder>C:\Users\WDAGUtilityAccount\Desktop\Folder1</SandboxFolder>
        </MappedFolder>
        <MappedFolder>
            <HostFolder>C:\Users\Administrator\Downloads\Folder2</HostFolder>
            <SandboxFolder>C:\Users\WDAGUtilityAccount\Downloads\Folder2</SandboxFolder>
        </MappedFolder>
    </MappedFolders>
</Configuration>

基本的に、<HostFolder>でホスト側のフォルダーパスを挟み、直後に<SandboxFolder>でサンドボックス側に配置したいフォルダーパスを指定します。その後それらを<MappedFolder>で挟み、更に<MappedFolders>で挟み、更に<Configuration>で挟めば終わりです。

複数のフォルダを指定したい場合は<MappedFolders>の中に複数の<MappedFolder>を指定すればOKです。

最後にこのファイルの拡張子を.wsbに変更すると、勝手にWindows Sandboxに紐づいているのでそのままダブルクリックで起動することができます。

注意事項として指定するフォルダーパスは絶対パスで指定する必要があります。また、サンドボックス側で誤って削除や変更をしたくない場合は、<MappedFolder>内に<ReadOnly>true</ReadOnly>を追加することで読み取り専用フォルダにすることもできます。

なお、<Configuration>で指定できる構成設定は他にもあります。例えば、起動時にコマンドを実行できたり、割り当てるメモリの量を指定したり、プリンターを利用できるようにしたり、、、

気になる方は調べてみても面白いかもしれません。